がんと生活習慣病の検査サイト

転移とは(PET検査【がん検査】関連の用語集)

転移とは 読み:てんい英語:metastasis

病原体やがん細胞は、増殖して血管網などをつくって病巣を広げていく力を持っています。
病原体やがん細胞が、リンパ液や血液の流れに乗って、あるいは腹腔内にばらまかれるようなかたちで、他の組織や器官で原発巣と同一の病変を起こすことを「転移」といいます。

<転移の経路>
・リンパ行性転移
がん細胞がリンパ液の流れに乗って、他の臓器に転移すること。
・血行性転移
がん細胞が血液の流れに乗って、他の臓器に転移すること。血流の多い肺や肝臓にしばしば見られます。
・播種(はしゅ)
腹腔や胸腔などで内臓を包む膜を突き破ってがん細胞がばらまかれ、隣接する他の臓器に転移すること。

一度がんを発症すると次はどこに転移するか予想できないため、全身を一度にスクリーニングできるPET検査は、全身をまんべんなく見て、再発や転移の有無を調べるのに有効な検査の一つといえます。