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白血病とは(PET検査【がん検査】関連の用語集)

白血病とは 読み:はっけつびょう英語:leukemia

血液のがんともいわれ、血液中の白血球が過剰に増えてしまう病気です。

白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫は、三大血液腫瘍と呼ばれています。
血液には、赤血球、白血球と血小板がありますが、白血病になると、これらの血球をつくる「造血幹細胞」が骨髄の中でがん化して、白血球を過剰に増殖させてしまいます。
異常な白血病細胞が骨髄で以上に繁殖することで、正常な血液がつくられなくなり、骨髄だけでなく、血液中にも白血病細胞があふれてきます。
増えすぎた白血球で血液が白く見えたことから、病名がついたといわれます。

白血病は急性と慢性に分類され、1つの細胞における染色体異常をもとにして腫瘍細胞が増殖していく病気です。
白血病に対する主な治療は、骨髄移植(造血幹細胞移植)です。正常な造血幹細胞(骨髄の中にある血液を作り出す組織)を注入して移植し、造血の機能を回復させます。
移植に際し、まず先に、患者さんに化学療法や放射線治療などの移植前処置をして、腫瘍細胞を減少させます。そして患者さん本人の免疫を抑制させてから、骨髄移植を行います。移植は、本人またはドナーから事前に採取した骨髄(造血幹細胞)を点滴で投与して行います。