
PET検査は、がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用した検査方法です。
ブドウ糖に似た薬剤(FDG)を体内に注射し、しばらくしてから全身をPETで撮影すると、
FDGが多く集まるところがわかり、がんを発見する手がかりとなります。
そのため、レントゲンではわかりにくい小さな初期のがん細胞も発見が可能になり、良性の腫瘍か、悪性の腫瘍なのかもわかりやすくなります。
また、リンパ節への転移を見つけたり、再発のチェックなどにもとても有効に利用されている技術です。


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問診票を確認しながら、身長・体重をはかります。血液検査を受診される方は採血をして、お着替えです。
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薬剤となるブドウ糖製剤(FDG)を静脈に注射します。がんがあった場合、画像としてうつしだします。
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体内に注入されたFDGが、全身に行き渡るように安静にします。

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検査台の上に仰向けになり、台ごとドーナツ状のスキャナーの中を通過しながら全身の断面を撮影します。
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回復室でひとやすみ。
これで検査は終了です。
入院は不要で、約2~3時間程度でお帰りいただけます。 -
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7~10日後、検査結果が送られてきます。疑問があれば後日、検査結果の説明を受けることもできます。
※場合によっては、再度撮影をすることがあります。




※糖尿病の治療中の方や、女性の方で検査希望日が月経中・月経前後の方は、予約時にお問い合わせください。
※団体受診契約を希望される会社・組合等の方は、お電話・メールにてお問い合わせください。
※全身PET検査はおおむね額から大腿までを撮影します。

これまで一部の疾患にのみ適用が認められていたPET検査の健康保険の適用が、
平成22年4月より、『早期の胃がんを除くすべての悪性腫瘍の病期診断、または転移・再発の診断』に
適用範囲が広がりました。
詳しくは施設までお問い合わせください。



