がんは日本人の死因の1位で、その割合は年々増加しています。 がんで死亡する人の割合は毎年増加しており、今後もさらに増えると考えられています。 「がん」はこわい病気…そう認識する人は多いのではないでしょうか。しかし、身近に患った人がいなかったり、いても詳しいことまでは聞けなくて、「がん」の具体的なことが分からないという方も少なくありません。がん検診の必要性を、「がん」の性質と照らし合わせて考えてみましょう。 |
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わたしたち人間の体は全て細胞で構成されており、細胞は普通に生活しているだけで、常に刺激や毒性のある物質(活性酸素等)などにさらされています。刺激などで傷ついた細胞は、自己回復し、元通りになる力があります。しかし、細胞の持つ回復力をはるかに超えるダメージを受けると、傷ついた部分が回復できず、細胞自身が正常な働きをしなくなったり別の働きをするようになってしまいます(皮膚のシミなど)。
さらにダメージが重なったり大きくなったりすることで、傷ついた細胞が、がん細胞に変わってしまうことがあります。これががんの始まりです。
がんは早期発見が大切ですが、何よりも、がん細胞を作らせないよう、日々の健康管理に気をつけることが大切です。
がんを防ぐため、日常生活の中で、以下のことを意識しましょう。
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がんは、体の細胞の一部が変異して起こります。できてしまったがん細胞は、ゆっくりと時間をかけて増殖し(早期がん)、やがて小さな腫瘍や粘膜の変化となって現れます。
時間がたつほど増殖のスピードが速くなり、その部分に自覚症状を感じるようになります。また、がん細胞は正常な細胞から栄養分を奪って成長するため、身体は衰弱し、体重が激減します。
その後、転移(体のほかの場所に飛び火)し始めますが、一度転移が起こると、ほかの場所にも次々と転移するようになります。がんが起こった最初の器官(原発巣)はもちろんのこと、転移した先の器官や組織も破壊されるようになり、器官としての機能が衰えてしまいます。
身体のあちこちにがん細胞がはびこり、体中の機能が衰えると(末期がん)、やがて生命の維持が困難になります。
※症状や進行は、個人差があり、器官によっても異なります
とはいえ、早期に発見して治療を行えば、より高い確率で改善が可能と言われています。
がん細胞を薬や医療機器で退治したり、その部位の細胞を取り除くことで治療します。
しかし、発見が遅れると、見つかったがんを取り除いても、わずかに散って残ったがん細胞が体内に潜伏し、数年後に再発する危険があります。再発後は、1度目に比べてがんの進行が早くなるので、再発しないよう常に注意をする必要があります。生存率も、発見が遅くなるほど低くなります。
だからこそ、がんは早期発見が大切なのです。
なるべく若いうちから、定期的に検診を受けることで早期発見につながります。
PET検査では、今までのがん検診で発見されるよりも、早い段階のがん細胞を見つけることができるため、定期的にがん検診を受けることで、自覚症状が出る前にがんを発見している人も多くいらっしゃいます。
がん細胞が生まれてから活発に成長するようになるまでは、比較的長い期間がかかります。しかし、一度大きくなると成長・増殖のスピードがどんどん速くなります。
従来のがん検診では、腫瘍の大きさが1cm程度にならないと発見できませんでしたが、PET検査では、早期の5mm程度の大きさでの発見が可能です。

通常の細胞が、なんらかの原因で傷ついて異常な働きをする細胞に変わってしまい、その細胞が増殖することで腫瘍とよばれる状態になります。できてしまった腫瘍のうち、悪性のものを「がん」と呼びます。腫瘍が良性か悪性かは、その性質によって判断されます。
がん細胞の特徴 <2> 浸潤と転移(しんじゅんとてんい) <3> 悪液質(あくえきしつ) |
このうち、<1>の特徴だけを持つものが良性腫瘍とよばれ、増殖のスピードもそれほど速くはありません。良性腫瘍のできた場所によっては、圧迫症状(血管・気道等をふさいだり圧迫する)をきたすこともありますが、その場合は切除すれば問題ありません。
良性とは異なり、<2><3>の特徴までを持つものが、「がん」だということがわかります。
PETでは<2><3>の特徴があるかどうかを検査することができ、それによって、良性・悪性の判別をすることができるのです。