PET-CTとPETの違い |
情報提供:医療法人財団岩井医療財団 メディチェック画像診断センター |
PET-CTとは、PETとCTの画像を同時に撮影することができる機器です。
PET単体の検査に比べ、、以下のような利点が挙げられます。
■機能画像と形態画像の融合による高い診断上の有用性
より見やすく精度の高いPET検査が行なえます。
■CTを使った吸収補正により従来よりも検査時間を短縮
一度にPETとCTが撮影できるので、別々で撮影する場合に比べ、検査時間が短縮できます。
■MIP画像と連動した見やすいレイアウト
デジタルでデータが残り、様々な角度の断面や、目的に応じた画面表示が可能です。
学会誌でもPET-CTの有用性を示した論文を数多く掲載しています。
また新しいPET-CTは性能の向上により、カメラ部分(本体トンネル状の空間)の奥行きが薄くなっていて、検査中に感じる圧迫感が軽減されています。
PET-CTの症例 |
※米国 GE社 PET-CT「Discovery ST」による |
PET-CT画像が有効であった例
胸部にゴルフボール大のmassが見つかった42歳女性。2002年3月の乳腺腫瘤摘出、同年11月、右胸壁への再発あり。
CT、胸部X線写真は陰性、生検結果は陽性であった。
乳房切除術後、2ヶ月間の放射線治療を施行。
ステージング目的のため、PET-CT検査を行ったところ、縦隔と右肺へのFDG集積がみられ、転移が示唆された。
PET-CTで目的部位以外の異常がみつかった例

44歳女性 非小細胞癌(StageVb)例で、進行が進んでいる。
再ステージングのためPET検査を施行。右主気管支近位へ集積があり、腫瘍再発部位と一致した。
さらにPET-CT画像から、複数の肝転移と椎骨(L4)への集積も同時にみつかった。
PET-CTで診断に変更があった例
61歳女性。長期の喫煙歴があり、慢性閉塞性肺疾患または気腫、およびGERDを患う。
CT画像では注目する部位への異常がみられる。生検では診断つかず、リンパ節転移の確認のためPET検査を施行。
PET-CT画像。左上葉のFDG集積異常のサイズは、以前のCT検査画像に比較して縮小がみられた。
右下葉の集積は進行がみられた。
これらの急速は変化は、新生物による集積ではなく、炎症か呼吸の影響によるものと考えられた。
こちらの内容は参考としての症例であり、発見の確実性を示すものではありません。
症例には個人差があるため、詳しくは健診センター、病院までお問い合わせください。